マカの効果

健康に役立つ主な効果

マカは、南米ペルー原産のアブラナ科の植物です。
約2000年前にはすでに栽培が行われており、古くから滋養強壮に効果的な健康食品として珍重されてきました。

マカにはアミノ酸、ビタミン、ミネラルなどの栄養素が豊富に含まれ、身体の健康や美容に効果的です。

まずは、マカの主な健康効果について解説します。

体力増加

マカはインカ帝国の時代から、滋養強壮効果のある特権階級の食べ物として珍重されてきました。
現代でも、宇宙飛行士が体力を維持するための宇宙食の原料として利用されており、体力増加にとても効果的な食品です。

マカには18種類の豊富なアミノ酸が含まれています。アミノ酸はタンパク質を構成する成分で、筋肉などの組織や体内で働く酵素の生成に欠かせません。 マカに含まれるバリン・ロイシン・イソロイシンは筋肉の主成分となるアミノ酸です。運動時にエネルギーが不足すると、筋肉は自らを分解してエネルギーとして利用します。バリン・ロイシン・イソロイシンの摂取はこうした筋肉の分解を防ぐ作用があり、体力に重要な筋肉の維持・増加に役立ちます。

マカにはアルギニンも含まれています。アルギニンはアミノ酸の一種で、成長ホルモンの分泌を促進する作用があります。成長ホルモンは筋肉の発達を促進し、体力増加に役立ちます。

また、マカには成長ホルモンの分泌を促す働きがある亜鉛も含まれています。マカに含まれる辛味成分であるグルコシノレートにも成長ホルモンの分泌を促進する作用があり、筋肉と体力の増加に役立ちます。

マカの体力増加効果は研究でも確認されています。 ラットの食事にマカのエキスを混ぜたところ、血液中の成長ホルモンの濃度が上昇したとの実験報告があります。 また、ラットの食事にマカのエキスを混ぜて遊泳運動実験を行ったところ、マカを摂取したラットは摂取しなかったラットに比べて遊泳時間が延び、持久力の向上が確認できたとする研究報告があります。

疲労回復

マカには身体の疲労に効果的な栄養素が豊富に含まれており、疲労回復に役立ちます。

マカには「代謝ビタミン」と呼ばれるビタミンB群が含まれています。ビタミンB群は糖・脂質・タンパク質をエネルギーに変換するのに必要な栄養素で、エネルギー不足による筋肉の疲労を予防します。 特にビタミンB1が不足すると、糖がうまく代謝されずに疲労物質の乳酸となって体内に残ります。マカに含まれるビタミンB1は、体内での乳酸の増加を防いで筋肉疲労を予防します。

また、マカにはアミノ酸のアスパラギン酸やリシン(リジン)、イソロイシンが含まれています。 アスパラギン酸やリシンは、糖の代謝に関わるクエン酸回路に働きかけて乳酸の分解を促進する作用があります。アスパラギン酸には、身体の倦怠感や疲労感の原因になるアンモニアを体外に排出する働きもあります。 イソロイシンには脳の疲労感を軽減する作用があり、疲労回復を助けます。

マカには、ミネラルのマグネシウムとカリウムも含まれています。マグネシウムとカリウムはクエン酸回路の機能に欠かせない成分で、乳酸の分解を促進する効果があり、筋肉の疲労回復に役立ちます。

日々の呼吸で発生する活性酸素は、増えすぎると細胞を傷つけて身体に悪影響を及ぼします。活性酸素は運動時にも大量に発生し、筋肉の細胞を傷つけて筋肉疲労の原因になります。 マカには、ビタミンCやビタミンE、アントシアニン、サポニンといった抗酸化作用をもつ成分が含まれており、増えすぎた活性酸素を中和する作用があります。 マカは活性酸素を減少させて筋肉の損傷を防ぎ、運動後の疲労回復に役立ちます。

血行促進

マカには、身体の血行を促進する成分が数多く含まれています。血行は、酸素や栄養素の運搬や老廃物の体外への排出に関わり、身体の健康維持にとても重要です。

マカに含まれるアルギニンは、体内で一酸化窒素を生成する材料になります。一酸化窒素は血管周辺の筋肉を弛緩させて血管を拡張するシグナルとして機能する物質で、血行促進効果があります。 同じくマカに含まれるアミノ酸のグリシンにも、血管を拡張して血行を促進する効果があります。

また、マカには、タウリン、メチオニン、リシン(リジン)が含まれています。これらは脂質の代謝に重要な肝臓の機能を補助する働きがあり、脂質を代謝する身体の機能を高めます。これらの働きによって脂質の代謝が促され、血液中の中性脂肪や悪玉コレステロールといった脂質の量が低下します。これにより血液がサラサラになり、血流がスムーズになります。

マカには、リノール酸、オレイン酸といった不飽和脂肪酸も含まれています。これらは血液中の悪玉コレステロールを減少させ、血流をスムーズにする働きがあります。

高い血行促進効果をもつことで知られるビタミンEもマカには含まれています。ビタミンEは血管の収縮を促す神経伝達物質の生成を抑制するため、毛細血管を広げて血行を促進する作用があります。

活性酸素によって血液中の脂質が酸化されると粘度の高い過酸化脂質となり、血管の内側に付着して血管を狭くします。このため、活性酸素の増加は血行悪化の原因になります。 マカに含まれるビタミンCやビタミンE、アントシアニン、サポニンには強い抗酸化作用があり、活性酸素を中和して血液中の過酸化脂質の量を低下させます。マカの抗酸化作用は、血行促進にも役立ちます。

ストレス軽減

過剰なストレスは心身の健康に悪影響を及ぼします。マカには、ストレスを軽減させる成分が含まれています。

必須アミノ酸のひとつトリプトファンは、体内でセロトニンを生成する材料になります。セロトニンは「幸せホルモン」と呼ばれ、精神を落ち着かせる作用があります。トリプトファンを含むマカの摂取は、セロトニンの分泌を促してストレス時の精神安定に役立ちます。

フェニルアラニンは必須アミノ酸の一種で、体内でドーパミンやノルアドレナリン、アドレナリンといった神経伝達物質を生成する材料になります。これらはストレスホルモンとも呼ばれ、ストレス時の集中力や気力の維持に役立ちます。

アミノ酸のチロシンには神経の機能を調整する作用があり、ストレスを緩和する効果があります。強いストレス状況下に置かれる軍隊の訓練において、チロシンを摂取した兵士はストレスへの抵抗力が高まったという実験報告があります。

ビタミンB1は糖をエネルギーに変換するのに不可欠な成分で、脳のエネルギー不足による思考力の低下や精神不安を防ぎます。ビタミンB1には神経の働きを正常に保つ作用もあり、ストレス軽減に役立ちます。

マカには、カルシウムやマグネシウムも含まれています。カルシウムは神経の情報伝達を正常に保つ働きがあり、神経の緊張や興奮を抑えます。マグネシウムも神経の情報伝達に関わり、神経の興奮を抑えて精神状態を安定させる作用があります。

マカのストレスに対する効果は実験でも確認されています。 ストレスに反応して分泌されるコルチゾールと呼ばれるホルモンがあります。マカを4ヶ月間摂取させたところ、マカを摂取したグループではコルチゾールの血中量が大きく減少したとの実験報告があります。この実験により、ストレスを軽減してコルチゾールの分泌を抑えるマカの作用が確認されています。

睡眠の改善

マカには質の高い睡眠を促す成分が含まれており、不眠症の改善にも効果的です。

マカに含まれるアミノ酸のグリシンには高い安眠効果があることが研究で確認されています。グリシンには血管を拡張させる働きがあり、入眠時に表面体温を上げて身体の熱を放出します。人は睡眠時に体温を下げようとするので、グリシンの働きは自然な睡眠を促します。 睡眠に満足していない人に対して就寝前にグリシンを摂取させたところ、寝つきや途中で起きる回数、睡眠の満足度などが改善したという実験報告があります。

同じくマカに含まれるアミノ酸のトリプトファンとセリンにも、睡眠を改善する効果があります。 トリプトファンは体内でメラトニンを生成する材料になります。メラトニンには体内時計を調整する働きがあり、睡眠のサイクルを調整して深い睡眠を促します。 セリンは脳や神経の働きに深く関与しており、質の良い睡眠を促す作用があります。就寝前にセリンを摂取させたところ、睡眠の質が改善したという実験報告があります。

ストレスは、睡眠の質にも影響を与えます。ストレスを受けると、対抗するために副腎皮質刺激ホルモンのコルチコトロピンが分泌されます。このホルモンには睡眠を妨げる作用があり、睡眠の質を低下させます。 1-4.ストレス軽減に記載の通り、マカにはストレスを軽減する効果があります。マカはストレスを軽減してコルチコトロピンの分泌を防ぎ、質の良い睡眠を促します。

自律神経を整える

自律神経は、心臓や肺、胃、腸などの働きを無意識のうちに調整している神経です。自律神経は交感神経と副交感神経に分けられ、両者がバランスを取りながら機能しています。ストレスなどで自律神経のバランスが乱れると、内臓機能の低下や不眠、精神不安といったさまざまな身体の不調が起こります。

1-4.ストレス軽減に記載の通り、マカには神経伝達物質の材料となるアミノ酸や、神経の情報伝達を助ける成分が含まれています。これらは神経の働きを正常に保ち、自律神経のバランス維持に役立ちます。 また、マカのストレス軽減効果は、ストレスによる自律神経の乱れを予防します。

1-5.睡眠の改善に記載の通り、マカには質の良い睡眠を促す効果があります。睡眠時には副交感神経が活発になり、日常生活で活発になりがちな交感神経の働きを抑えます。マカのもつ睡眠改善効果は、副交感神経を活発にすることで自律神経のバランス維持を助けます。

マカは、こうした自律神経の調整作用をもつため、アダプトゲンのひとつとして知られています。アダプトゲンとは、さまざまなストレスに対して抵抗力を高め、標準値から外れた生理機能を正常な状態に戻す作用のあるハーブのことです。マカは自律神経のバランスを整え、身体の機能を正常に保つアダプトゲンとして機能します。

免疫力向上

マカには、身体の免疫力向上に役立つ成分が豊富に含まれています。マカは身体の免疫力を高めて、風邪やインフルエンザにかかりにくい丈夫な身体の形成に役立ちます。

日々の呼吸によって発生する活性酸素は、増えすぎると免疫細胞を傷つけて免疫力を低下させます。また、活性酸素によって細胞膜を構成する脂質が酸化すると、細胞膜が弱くなってウイルスが体内に侵入しやすくなります。 マカには、ビタミンC、ビタミンE、アントシアニン、サポニンといった抗酸化作用をもつ成分が豊富に含まれています。マカは増えすぎた活性酸素を中和し、活性酸素の害から免疫細胞や細胞膜を守ることで、免疫力の向上に役立ちます。

自律神経のバランスも免疫力には重要です。ストレスなどによって自律神経のバランスが乱れると、リンパ球や顆粒球といった免疫細胞のバランスも乱れ、免疫機能が低下します。 1-4.ストレス軽減1-6.自律神経を整えるに記載の通り、マカにはストレス軽減効果や自律神経のバランスを整える働きがあり、ストレス下での免疫力の維持に役立ちます。

免疫機能を支える免疫細胞の主成分はアミノ酸で構成されたタンパク質です。抗体や補体といった免疫機能の基礎になる物質もタンパク質です。このため、アミノ酸の摂取は免疫機能にとって重要で、アミノ酸を極端に制限したダイエットは免疫力を低下させることが知られています。 マカには9種類の必須アミノ酸を含む18種類のアミノ酸がバランス良く含まれており、体内でのタンパク質の生成に役立ちます。マカは免疫機能を支える免疫細胞や抗体、補体の生成を助け、免疫力を向上させます。

マカには鉄、銅、亜鉛といった免疫機能に重要なミネラルも含まれています。 鉄や銅が不足すると、T細胞などの免疫細胞の数や機能が低下して免疫機能に悪影響を及ぼします。 亜鉛は細胞分裂に不可欠な成分で、亜鉛が不足すると免疫細胞をつくりだす胸腺が縮小して免疫不全の原因になります。 マカは正常な免疫機能に不可欠なミネラルを身体に補い、免疫力向上に役立ちます。

代謝アップ

マカには、栄養素をエネルギーとして消費する身体の代謝機能を向上させる働きがあります。代謝エネルギーが増えることで身体の脂肪が燃焼しやすくなり、肥満や生活習慣病の予防に役立ちます。

身体の代謝エネルギーのうち、最も割合が大きいのは筋肉が消費するエネルギーです。1-1.体力増加に記載の通り、マカには筋肉増加に役立つ成分が豊富に含まれており、筋肉増加を促して身体の代謝エネルギー量を増加させます。

マカには、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ナイアシンといったビタミン類が含まれています。これらは糖・脂質・タンパク質の代謝に不可欠で、栄養素をエネルギーに変換するのを助けます。

身体の血行は体温と密接に関係しています。血行が促進されると身体の各組織の活動が活発になり、体温が上昇します。厚生労働省の書簡によれば、体温が1℃上昇すると身体の代謝エネルギー量が13%増加します。 1-3.血行促進に記載の通り、マカには血行を促進する作用があります。マカは血行を促進することで体温を上昇させ、身体の代謝エネルギー量を高めます。

代謝エネルギーを高めるマカの効果は、実験でも確認されています。 ラットに高脂肪食とマカのエキスを与える実験を行ったところ、マカのエキスを摂取したラットは、高脂肪食のみを摂取したラットに比べて体重の増加が抑えられたという研究報告があります。

脳機能の活性化

マカには、脳の活性化に役立つ成分が含まれています。

脳の神経伝達物質であるドーパミンやノルアドレナリンが不足すると、物事への関心や意欲が薄れて集中力が低下します。マカには、神経伝達物質の材料となるフェニルアラニンやチロシン、メチオニンが含まれており、神経伝達物質の分泌を促して集中力を向上させます。

ビタミンB12は、アルツハイマー型認知症の治療に対する効果が期待されている成分で、脳の機能を正常に維持する働きがあると考えられています。

グルタミン酸は、体内で神経伝達物質として機能し、脳の働きを活発にする作用があります。このため、学習能力や記憶力の向上に効果的です。

セリンは、体内でホスファチジルセリンの材料になります。ホスファチジルセリンには脳細胞の新陳代謝を活発にする働きや、脳細胞の情報伝達を活発にする働きがあり、記憶力や認知機能の向上、アルツハイマー型認知症の予防・改善に効果的と考えられています。

マカには脳の機能に関わるこれらの成分が含まれており、脳機能の活性化に効果的と考えられています。

肝機能を高める

マカには肝臓の機能を補助する成分が豊富に含まれています。

タウリンはアミノ酸の一種で、肝臓で胆汁酸の分泌を促し、肝細胞の再生を促進する作用があります。また、タウリンにはアルコールや薬、アンモニアなどの分解を促進する作用があり、肝機能の向上と肝臓の保護に役立ちます。

グルタミン酸には、アンモニアを無毒化する肝臓の機能を補助する働きがあります。

アラニンは肝臓でのアルコールの代謝を促進する作用があります。アラニンの摂取によって肝臓の再生が促進されたという研究報告もあり、肝臓の保護にも効果的です。

リシン(リジン)には、酵素の働きを活発にして、脂質を代謝する肝臓の機能を高める働きがあります。

必須アミノ酸のイソロイシンとバリンには、肝臓のタンパク質合成を促進して肝臓の機能を高める働きがあります。

このように、マカには肝臓の機能を助ける成分が豊富に含まれています。これらの成分の働きにより、マカは肝機能の向上に役立ちます。

病気などの予防・改善効果

健康に役立つ豊富な栄養素を含むマカは、病気などの予防・改善にも効果的です。

糖尿病

マカには、血糖値の上昇を抑える成分が含まれています。 ビタミンB1は糖の代謝に不可欠な栄養素です。ビタミンB1は糖を効率的にエネルギーに変換するのに役立ち、血糖値の上昇を抑えます。 アルギニンには、血糖値を下げる働きのあるインスリンの分泌を促進する作用があります。 亜鉛はインスリンの分泌量を増加させ、体内でのインスリンの効果を高める作用があります。 マグネシウムには糖の代謝に関わる酵素の働きを助ける作用があり、糖の効率的な代謝を促して血糖値の上昇を防ぎます。 マカには血糖値の正常化に役立つこれらの成分が含まれており、糖尿病の予防・改善に効果的です。

睡眠はホルモンの分泌に深く関わり、食欲にも影響します。睡眠不足の状態では、食欲を刺激するホルモンの分泌が促進され、食欲を低下させるホルモンの分泌が抑制されます。さらに睡眠不足の状態では、血糖値を下げるインスリンの効果が弱まることも知られています。 1-5.睡眠の改善に記載の通り、マカには質の良い睡眠を促して睡眠不足を改善する効果があります。マカは睡眠を改善して血糖値の上昇を抑え、糖尿病の予防・改善に役立ちます。

また、ストレスも血糖値を上昇させる原因になります。 ストレスを受けると、ストレスに対抗するために副腎皮質ホルモンのコルチゾールが分泌されます。コルチゾールには血糖値を高める作用があるため、ストレス状態が続くと糖尿病の原因になります。 1-4.ストレス軽減に記載の通り、マカにはストレスを軽減してコルチゾールの分泌量を低下させる働きがあります。マカのストレス軽減効果は、糖尿病の予防・改善にも効果的です。

高血圧

マカには、高血圧の改善に役立つ成分が含まれています。

1-3.血行促進に記載の通り、マカにはアルギニンやビタミンEなど血管を拡張する作用のある成分が含まれています。こうした成分の働きによって血流がスムーズになり、高くなりすぎた血圧が低下します。

血液中の中性脂肪やコレステロールといった脂質が活性酸素によって酸化されると、粘度の高い過酸化脂質となって血管の内側にこびりつきます。過酸化脂質の付着によって血管が狭くなると、血液を送るのに強い力が必要になり、血圧が上昇します。 1-10.肝機能を高めるに記載の通り、マカには脂肪の代謝に重要な肝臓の機能を高める作用があり、血液中の脂質を減少させます。また、マカにはビタミンCやビタミンE、アントシアニン、サポニンといった抗酸化作用をもった成分が含まれており、活性酸素を中和して過酸化脂質の発生を防ぎます。 マカは血管を狭くする過酸化脂質を減少させることで、高血圧の予防に役立ちます。

ストレスも血圧と密接に関係しています。ストレスを受けると交感神経の働きが活発になり、交感神経の働きは血管を収縮させて血圧を上昇させます。 1-4.ストレス軽減に記載の通り、マカにはストレスを軽減する作用があります。マカはストレスによる血管の収縮を防いで、高血圧を予防します。

また、マカにはカリウムも含まれています。カリウムは、高血圧の原因として知られるナトリウムと反応してナトリウムを体外に排出する作用があります。マカは体内のナトリウムを減少させることで、高血圧の予防・改善に役立ちます。

脂質異常症

脂質異常症は、血液中の悪玉コレステロールや中性脂肪といった脂質の量が基準よりも多い症状です。マカには、血液中の脂質を減らす働きがあり、脂質異常症の予防・改善に役立ちます。

1-8.代謝アップに記載の通り、マカには身体の代謝エネルギー量を増加させる働きがあります。これにより身体の脂肪が燃焼しやすくなり、血液中の脂質の量が減少します。

また、1-10.肝機能を高めるに記載の通り、マカには脂肪の代謝に重要な肝臓の機能を向上させる働きがあります。これにより脂質の代謝が活発になり、血液中の悪玉コレステロールや中性脂肪の量が低下します。

動脈硬化

動脈硬化は、身体の各組織に血液を送る動脈が硬くなる症状です。動脈硬化は、脂質異常症や糖尿病、高血圧、喫煙、運動不足などが原因で起こり、進行すると脳梗塞や心筋梗塞などの重大な病気の原因になります。

2-1.糖尿病2-2.高血圧2-3.脂質異常症に記載の通り、マカは動脈硬化の原因となるこれらの予防・改善に効果的です。マカは動脈硬化を引き起こす疾患を防ぐことで、動脈硬化を予防します。

日々の呼吸によって体内で生成される活性酸素は、増えすぎると細胞を傷つけて細胞の老化を早めます。活性酸素は血管の細胞にも影響し、血管の老化を促進することで動脈硬化の進行を早めます。 マカにはビタミンC、ビタミンE、アントシアニン、サポニンといった抗酸化作用をもつ成分が含まれています。マカは増えすぎた活性酸素を中和して血管の老化を防ぎ、動脈硬化の予防に役立ちます。

メタボ

メタボはメタボリックシンドロームの略称で、代謝異常症候群という和名もあります。メタボは、内臓に脂肪が蓄積した内臓肥満に加えて、高血糖・高血圧・脂質異常症のうち2つ以上の症状がある状態をいいます。メタボは心血管疾患による死亡のリスクを1.5-2倍に高めるといわれており、メタボの解消は身体の健康維持に重要です。

2-1.糖尿病2-2.高血圧2-3.脂質異常症に記載の通り、マカは糖尿病・高血圧・脂質異常症の改善にとても効果的です。また、1-8.代謝アップに記載の通り、身体の代謝エネルギーを増加させる働きがあるため、身体の脂肪の燃焼を促進して内臓脂肪を減少させます。 マカはメタボの構成要件となる内臓肥満・糖尿病・高血圧・脂質異常症の改善に効果的で、メタボの予防・改善に役立ちます。

うつ病

マカには、うつ病の予防・改善に効果的な成分が含まれています。 うつ病の明確な原因は特定されていませんが、脳や神経で機能する神経伝達物質の分泌量の低下や、ストレスが強く影響していることが患者の傾向から確認されています。

トリプトファンは、体内でセロトニンを生成する材料になります。セロトニンは「幸せホルモン」と呼ばれ、精神を落ち着かせる働きがあります。脳内のセロトニンの減少がうつ病と深く関係していることが研究で明らかになっており、セロトニンの材料となるトリプトファンが、うつ病の治療薬としてアメリカで処方される場合もあります。

メチオニンとフェニルアラニンは必須アミノ酸で、体内でノルアドレナリン、ドーパミンなどの神経伝達物質の材料になります。これらの摂取は神経伝達物質の分泌を促し、うつ病の予防・改善に役立ちます。

ビタミンの一種であるナイアシンは、不足すると精神不安やうつ症状の原因になります。ナイアシンを含むマカの摂取は、うつ症状の予防に役立ちます。

1-4.ストレス軽減に記載の通り、マカにはストレスを軽減する効果があります。また、1-2.疲労回復に記載の通り、マカは身体の疲労回復にとても効果的です。 マカには、うつ病の原因となるストレスや身体の疲労を軽減する働きがあり、うつ病の予防・改善に役立ちます。

うつ病の代表的な症状に不眠があります。1-5.睡眠の改善に記載の通り、マカには質の良い睡眠を促す成分が含まれています。マカはうつ病によって起こる不眠症状の改善にも効果的です。

うつに対するマカの効果は、実験でも確認されています。 更年期障害によるうつ症状がある女性14名に対して、マカを1日3.5g、12週間摂取させたところ、精神不安やうつ症状の改善がみられたとの研究報告があります。

がん

マカには、がん予防に効果的とされる成分が含まれており、その効果が期待されています。

マカには、グルコシノレートが含まれています。グルコシノレートはカラシ油配糖体とも呼ばれ、アブラナ科の植物に多く含まれる辛味成分です。 2001年に発表されたマカに関する研究論文では、グルコシノレートには乳腺と胃、肝臓のがんを阻害する働きがあると報告されています。

また、マカにはイソチオシアネートも含まれています。イソチオシアネートもアブラナ科の植物に含まれる成分で、がんを抑制する作用があると考えられています。イソチオシアネートのがんに対する効果は70年代後半から数多くの研究が行われており、動物実験では乳がん、胃がん、肝がんなどに対する抑制効果が確認されています。人間の症例研究でも、イソチオシアネートの摂取量が増加すると肺がんや大腸がんのリスクが低減するという研究報告が行われています。

このような研究報告はあるものの、マカに含まれるこうした成分のがん予防効果は未だ研究段階です。現状では医学的根拠が不十分であり、今後の更なる研究が期待されています。

眼精疲労

マカには、ポリフェノールの一種であるアントシアニンが含まれています。アントシアニンはブルーベリーに含まれていることで有名で、目の働きを高める作用や眼精疲労を予防する効果があります。

視力にとって重要な成分に、目の網膜にあるロドプシンと呼ばれる色素があります。光を受けるとこのロドプシンが脳に信号を送り、その信号を脳が受け取ることで人は物を見ることができます。ロドプシンは光を受けることで分解され、新たな光の情報を受け取るために再合成されますが、目を酷使するとロドプシンの再合成が遅れて視力の低下や眼精疲労の原因になります。 アントシアニンには、このロドプシンの再合成を促進する働きがあります。このため、アントシアニンを含むマカには、視覚機能の改善効果や眼精疲労の予防・改善効果があります。

疲れ目の解消に目の周辺のマッサージが推奨されるように、眼精疲労の解消には血行も重要です。 1-3.血行促進に記載の通り、マカには血行促進効果があり、目の周りの筋肉の緊張をほぐして眼精疲労の予防・改善に役立ちます。

ストレスは、自律神経の交感神経を刺激して血行を悪化させ、眼精疲労の原因になります。マカにはストレス軽減効果があり、ストレスが原因の眼精疲労の予防に役立ちます。

口内炎

マカには、口内炎の予防・改善に効果的な成分が含まれています。

口内炎の最も多い原因がビタミン不足です。ビタミンB群には粘膜を守る働きがあり、特にビタミンB2やビタミンB6、ビタミンB12が不足すると口内炎ができやすくなります。マカにはこれらのビタミンが含まれており、口内炎の予防・改善に効果的です。

細菌に感染することでも口内炎が起こる場合があります。1-7.免疫力向上に記載の通り、マカには免疫力を高める作用があり、細菌の感染を防いで口内炎の予防に役立ちます。

ストレスや睡眠不足、疲労も粘膜の状態を悪化させ、口内炎の原因になります。マカにはストレス軽減効果や睡眠改善効果、疲労回復効果があり、口の粘膜の状態を健康に保つことで口内炎を防ぎます。

女性特有の悩みに対する効果

数多くの健康効果をもつマカは、女性特有の悩みや疾患の予防・改善にも役立ちます。

更年期障害

更年期障害は、閉経前後に女性ホルモンの分泌が急激に減少することで起こります。ホルモンバランスが乱れることで身体の機能を調節する自律神経のバランスも乱れ、倦怠感や身体の冷え、不眠、精神不安、うつ症状といったさまざまな心身の不調が起こります。

1-6.自律神経を整えるに記載の通り、マカには神経の働きを助けて自律神経のバランスを整える作用があります。マカは身体の不調の原因となる乱れた自律神経を整え、更年期障害の症状緩和に役立ちます。

マカにはビタミンEも含まれています。ビタミンEは女性ホルモンのひとつプロゲステロンの材料で、更年期にビタミンEを多く摂取すると更年期障害の症状が緩和されることが知られています。ビタミンEを含むマカは、更年期障害の諸症状の緩和に役立ちます。

また、マカには血行促進効果や睡眠改善効果、ストレスを軽減して精神を安定させる効果があります。これらの効果は、身体の冷えや不眠、精神不安といった更年期障害の症状を緩和して、更年期の身体の健康維持を助けます。

マカの更年期障害に対する効果は、実験でも確認されています。 閉経後の女性にマカを1日あたり3.5g、12週間摂取させたところ、更年期障害の症状である精神不安とうつ症状の改善がみられたとの研究報告があります。 また、鈴鹿医療科学大学の研究において、更年期障害や若年性更年期障害に対してマカの効果が十分期待できるとする研究報告が行われています。

骨粗しょう症

骨粗しょう症は、骨の密度が低下して骨がもろく折れやすい状態になる症状です。骨粗しょう症は閉経後の女性に特に多くみられ、患者全体の約8割を占めます。これは、更年期以降に女性ホルモンのエストロゲンの分泌量が減少することが原因です。

マカには、骨の材料となるカルシウム・マグネシウム・リンが含まれており、丈夫な骨の形成に役立ちます。

骨の形成にはコラーゲンも重要です。骨はコラーゲンが絡み合っている隙間をカルシウムが埋める形で形成されており、コラーゲンが不足するとカルシウムが骨に取り込まれず、骨密度が低下します。 コラーゲンはグリシンやプロリンなどのアミノ酸を材料として体内で生成され、生成にはビタミンCも必要です。マカにはこうしたアミノ酸やビタミンCが含まれており、コラーゲンの生成を促進します。マカは骨の形成に必要なコラーゲンの生成を助けることで、骨粗しょう症の予防・改善に役立ちます。

骨粗しょう症に対するマカの効果は実験でも確認されています。 卵巣を摘出して骨粗しょう症になりやすくしたラットに対して、マカ抽出物を1日0.24g、28週間投与したところ、骨密度の低下が抑制されたとの研究報告があります。

貧血

貧血は、血液の酸素運搬能力が低下して、身体が酸欠状態に陥る疾患です。マカには、酸素を運搬する赤血球の生成を促進する成分が数多く含まれており、貧血の予防・改善に効果的です。

赤血球を構成するヘモグロビンは、タンパク質と鉄でできており、マカにはタンパク質を構成するアミノ酸と鉄が含まれています。 銅は、赤血球生成の際に鉄を必要な場所に移動させる働きがあります。銅欠乏性貧血と呼ばれる貧血のタイプもあり、赤血球生成に欠かせません。 亜鉛は細胞の分化に不可欠で、赤血球生成にも深く関係しています。亜鉛が不足すると、赤血球のもとになる赤芽球の分化が阻害されて、貧血の原因になります。 ビタミンB6は赤血球の生成を促進する作用があります。鉄芽球性貧血と呼ばれる貧血の治療薬としても使用されている成分です。 ビタミンB12は赤血球の生成に不可欠な成分で、不足すると赤血球の増殖がうまくいかず、貧血の原因になります。

マカには、赤血球生成に不可欠なタンパク質・鉄・銅・亜鉛・ビタミンB6・ビタミンB12が含まれています。マカは赤血球の生成を促進して貧血の予防・改善に役立ちます。

冷え性・肩こり

女性を悩ませる冷え性や肩こりの改善にも、マカは効果的です。

冷え性や肩こりは、主に血液の循環が悪化することで起こります。1-3.血行促進に記載の通り、マカには身体の血行を促進する効果があります。血行促進によって肩や首周辺の筋肉の緊張がほぐれ、肩こりが解消されます。血行が良くなると身体の各組織の活動が活発になって体温が上昇し、手足の冷えも解消されます。

冷え性や肩こりは、ストレスや睡眠不足などによる自律神経の乱れによっても起こります。マカにはストレス軽減効果、睡眠改善効果、自律神経のバランスを整える効果があり、冷え性や肩こりの予防・改善にとても効果的です。

PMS (月経前症候群)

PMS(Premenstrual Syndrome)は、月経前に起こるさまざまな身体の不調の症状をいい、月経前症候群とも呼ばれます。PMSの明確な原因は特定されていませんが、女性ホルモンの分泌量の変動や、セロトニンなどの神経伝達物質の分泌量低下が関係していると考えられています。

1-4.ストレス軽減に記載の通り、マカにはセロトニンの材料となるトリプトファンなど神経伝達物資の材料になるアミノ酸が含まれています。マカの摂取は神経伝達物質の分泌を促し、PMSの予防・改善に役立ちます。

また、マカにはビタミンEが含まれています。ビタミンEは女性ホルモンのプロゲステロンの材料になり、ビタミンEの摂取はPMSの原因となるホルモンバランスの乱れを予防します。

自律神経が乱れている状態や強いストレスを受けている状態では、PMSの症状が悪化することが知られています。マカには自律神経のバランスを調整する作用やストレスを軽減する作用があり、PMSの症状緩和に役立ちます。

イギリスの月経前症候群協会のガイドラインでは、PMSの治療にビタミンB6・カルシウム・マグネシウムが有効とされ、これらの栄養素の摂取が推奨されています。マカにはこれらすべてが含まれており、PMSの予防・改善に効果的です。

不妊

マカは、古くから生殖能力の向上に効果的と考えられてきました。インカ帝国をスペインが征服した際に、マカを馬に与えることによって馬の繁殖が盛んになったという逸話があります。この逸話の通り、マカには不妊の改善に効果的な成分が豊富に含まれています。

女性の不妊には月経周期の乱れが深く関係しており、月経周期はストレスや身体の冷え、自律神経の乱れなどが影響を及ぼします。 1-3.血行促進に記載の通り、マカには血行を促進する成分が豊富に含まれており、冷え性の予防・改善に効果的です。ストレスを軽減する効果や自律神経の乱れを調整する働きもあるため、マカは月経周期の正常化に効果的です。

また、マカには生殖機能の向上に役立つビタミンEが含まれています。 ビタミンEの別名であるトコフェロールには「子供をうませる」という意味があります。その名の通り、ビタミンEは生殖機能に深く関係しており、女性ホルモンのプロゲステロンの材料になる成分です。ビタミンEと排卵誘発剤を併用すると妊娠率が上がるという研究報告もあり、ビタミンEの摂取は不妊の改善に効果的と考えられています。

マカが妊娠に重要な女性ホルモンの分泌を促進するという研究報告もあります。 一定のストレスを加えた雌のラットに対してマカを摂取させ、排卵にとって重要な卵胞刺激ホルモンと黄体刺激ホルモンの血中濃度を測定する実験が行われました。その結果、マカを摂取していないラットに比べて、マカを摂取したラットは卵胞刺激ホルモンの数値が19倍に上昇し、黄体刺激ホルモンの数値は4.5倍に上昇したという研究報告があります。

生殖機能を高めるマカの効果を示す動物実験の報告もあります。 マカを含む食事を6ヶ月間与え続けたネズミは、通常の食事を与えたネズミよりも出産した子供の数が多かったという研究報告があります。 また、マカの摂取により羊の受胎率が大幅に上昇し、流産や異常出産の確率も低下したとの実験報告があります。

むくみ

マカには、むくみの解消に効果的な成分が含まれています。

1-3.血行促進に記載の通り、マカには血行を促進する作用があります。これによって水分の循環が活発になり、老廃物の体外への排出も促進されるため、むくみが解消されます。

また、マカにはミネラルのカリウムが含まれています。カリウムには、水分を体内に保持する働きがあるナトリウムと反応してナトリウムを体外へ排出する作用があります。このため、カリウムには身体の余計な水分を体外に排出する働きがあり、むくみの予防・改善に役立ちます。

アンモニアなどの有害物質もむくみの原因になります。1-10.肝機能を高めるに記載の通り、マカにはアンモニアなどの分解に重要な肝臓の機能を高める働きがあります。また、マカにはアンモニアの無毒化や体外への排出を促進するグルタミン酸も含まれており、むくみの改善に効果的です。

便秘

マカには、女性に多い便秘症状の予防・改善に効果的な成分が含まれています。 トリプトファンは体内でセロトニンを生成する材料になります。セロトニンは腸の働きに関係しており、不足すると便秘の原因になります。 タウリンには筋肉の収縮力を高める作用があり、腸を動かす筋肉の働きを高めて腸のぜん動運動を活発にします。 マカには腸の働きを活発にするこれらの成分が含まれており、便秘の予防・改善に役立ちます。

ストレスを受けると女性は便秘になりやすいといわれています。これは腸の活動に関わる副交感神経の働きがストレスによって抑えられるためです。 1-4.ストレス軽減に記載の通り、マカにはストレスを軽減する効果があります。マカは便秘の原因となるストレスを軽減し、副交感神経の働きを活発にすることで便秘の解消に役立ちます。

便秘の人の多くが冷え性の症状をもつという調査があり、血行不良は便秘の原因のひとつです。1-3.血行促進に記載の通り、マカには血行を促進する効果があり、腸の働きを活発にして便秘の予防・改善に役立ちます。

男性特有の悩みに対する効果

マカは、女性だけでなく、男性特有の悩みに対しても効果的です。

ED(勃起不全)

マカは、特に男性機能の向上に役立つことで有名で、多くの精力剤にマカが配合されています。マカはED(勃起不全)の改善にも効果的です。

男性器の勃起は、男性器に血液が流れ込むことで起こります。ED治療薬の主な効果は血行促進であり、血行は男性器の機能にとても重要です。 1-3.血行促進に記載の通り、マカには血行を促進する作用があります。マカは男性器への血液の流入を促し、男性機能を向上させてEDの改善に役立ちます。

自律神経の働きも男性機能に影響します。ストレスや睡眠不足で自律神経の交感神経が活発になると、血管が収縮して血行が悪化し、男性器の勃起が起こりにくくなります。 マカには、ストレス軽減効果や睡眠を改善する効果があり、自律神経のバランスを調整する作用もあります。マカは血管の収縮を防いで男性器の勃起を促し、男性機能の向上に役立ちます。

マカには、精力増強効果で有名なアルギニンが含まれています。マカと同じく、アルギニンも多くの精力剤に配合されている成分です。ED患者にアルギニンを継続的に摂取させたところ、男性機能の向上がみられたとの研究報告があります。

また、マカには亜鉛も含まれています。亜鉛には男性ホルモンのテストステロンの分泌を促す作用があります。テストステロンは性欲や性衝動を高める働きがあり、男性機能の向上に欠かせません。亜鉛を含むマカは男性ホルモンの分泌を促し、男性機能の向上とEDの改善に役立ちます。

男性機能に対するマカの効果は、実験でも確認されています。 健康な成人男性57名にマカを1日1.5g、3ヶ月間摂取させたところ、性欲の増加が認められたという研究報告があります。マカの摂取は性欲を高め、男性機能の向上に役立ちます。

男性不妊

マカには、精子の量や運動率を高める成分が含まれており、男性不妊の予防・改善に効果的です。

亜鉛は精子や精液に多く含まれているミネラルで、精子や精液の生成に不可欠です。亜鉛の体内濃度が高まると、精子の数や運動率が高まるという研究報告もあります。 マカには亜鉛が含まれており、精液や健康な精子の生成を促して男性不妊の改善に役立ちます。

増えすぎると身体の機能に悪影響を及ぼす活性酸素は、男性不妊にも関係しています。精子が活性酸素に弱いとする研究報告が多数発表されており、活性酸素は精子の運動率を低下させることが知られています。 マカには、ビタミンCやビタミンE、アントシアニン、サポニンといった抗酸化作用をもつ成分が含まれており、活性酸素の中和に役立ちます。マカは活性酸素の害から精子を守り、男性不妊の改善に役立ちます。

男性不妊に対するマカの効果は、実験でも確認されています。 健康な成人男性に対して1日1.5gもしくは3gを4ヶ月間摂取させたところ、男性不妊の改善に重要な精液量や精子数、精子の運動率が向上したという研究報告があります。

前立腺肥大症

前立腺は、膀胱の下に存在する臓器で、精液の成分となる前立腺液を分泌します。この前立腺が加齢とともに肥大するのが前立腺肥大症で、尿道が圧迫されることによる排尿障害が起こります。80歳までに日本人男性の80%が前立腺肥大症になるといわれています。

前立腺肥大症に対してマカが効果的とする実験報告があります。 ペルーの研究グループによるラットを使用した実験が行われ、マカを2週間摂取させたラットには前立腺肥大症に対する抑制効果がみられたとの研究報告が行われています。

前立腺肥大症に対するマカの効果は、グルコシノレートと呼ばれる成分によるものと考えられています。グルコシノレートはアブラナ科の植物に多く含まれる辛味成分で、抗がん作用についても研究が行われています。 このように、未だ動物実験の段階ですが、マカの摂取が前立腺肥大症に対して有効とする実験報告があり、効果が期待されています。

体臭

マカには、特に男性を悩ませる加齢臭などの体臭の改善に効果的な成分が含まれています。

加齢臭の原因物質のひとつにノネナールと呼ばれる物質があります。ノネナールは特定の脂肪酸が過酸化脂質などによって分解されることで発生し、青臭く脂臭い臭いが特徴です。 過酸化脂質は、中性脂肪や悪玉コレステロールといった脂質が活性酸素によって酸化されたものです。このため、ノネナールを減少させて体臭を改善するには、過酸化脂質の原因となる血液中の脂質や活性酸素を減らすことが重要です。

1-10.肝機能を高めるに記載の通り、マカには脂質の代謝に重要な肝機能を高める作用があり、血液中の脂質の量を低下させます。また、マカにはビタミンCやビタミンE、アントシアニン、サポニンといった抗酸化作用をもった成分が含まれており、活性酸素の中和を促進します。 マカは、活性酸素や血液中の脂質を減少させることで加齢臭の原因物質の発生を防ぎ、加齢臭の予防・改善に役立ちます。

ストレスも強い体臭の原因になります。ストレスを感じると自律神経の交感神経が刺激され、臭いの強い汗を出すアクポリン腺からの汗の分泌が増加します。このため、ストレス下では体臭が強くなりがちです。 1-4.ストレス軽減に記載の通り、マカにはストレスを軽減する効果があります。マカはストレスを軽減してアポクポリン腺からの臭いの強い汗の分泌を防ぎ、体臭の改善に役立ちます。

美容効果

マカに含まれる成分は、健康だけでなく、美容に関しても効果的です。

美肌効果

マカには、美しい肌の形成に役立つ成分が豊富に含まれています。また、美肌に役立つマカの効果を示す実験報告もあります。

ラットにマカのエキスを3週間摂取させた後で紫外線を当てる実験を行ったところ、紫外線によって皮膚の表皮が厚くなる症状が起こりにくくなりました。これにより、紫外線から皮膚を守るマカの効果が確認されています。 また、マカの成分には、潤いのある肌に重要なヒアルロン酸の生成を促進する作用や、細胞分裂を活発にする作用があることが細胞実験で確認されています。

肌のハリと弾力には、タンパク質のコラーゲンとエラスチンが重要です。コラーゲンは肌を内側から支えて肌の弾力を保っており、エラスチンにはコラーゲン同士を結びつける働きがあります。 マカにはこのコラーゲンとエラスチンの材料となるアミノ酸が含まれています。コラーゲンの生成にはビタミンCが必要で、マカにはビタミンCも含まれています。マカの摂取はコラーゲンとエラスチンの生成を促進し、ハリのある若々しい肌の形成に役立ちます。

肌の潤いに重要な成分に天然保湿因子(NMF)があります。天然保湿因子は肌にもともと備わっている保湿成分で、その4割がアミノ酸で構成されています。このため、肌の角質層に含まれるアミノ酸が少なくなると、保湿成分が不足して肌荒れの原因になります。 マカには天然保湿因子を構成するアミノ酸が豊富に含まれています。マカは肌の保湿成分を補うことで、潤いのある肌の形成に役立ちます。

また、マカには肌の健康に重要なビタミンB2、ビタミンC、ビタミンEが含まれています。 ビタミンB2は肌の健康維持に不可欠な成分で、不足すると皮膚や粘膜が炎症を起こすことが知られています。 ビタミンCはコラーゲンの生成に必要なほか、シミ・ソバカスなどを防ぐ作用があります。 ビタミンEは「若返りのビタミン」と呼ばれ、肌の新陳代謝を活発にする作用や、紫外線による害から肌を守ってシミ・ソバカスを予防する効果があります。

血行は、美しい肌の形成にとても重要です。血行が促進されることで皮膚に酸素と栄養素が十分に供給され、老廃物の体外への排出も促進されます。 1-3.血行促進に記載の通り、マカには血行を促進する作用があります。マカは皮膚の血行を促進して新陳代謝を活発にし、美しい肌の形成を助けます。 マカにはストレス軽減効果もあり、ストレスによる肌の血行悪化を防ぐ働きもあります。

睡眠も肌の健康にとって重要です。睡眠中には肌の新陳代謝を活発にする成長ホルモンが分泌されます。1-5.睡眠の改善に記載の通り、マカには睡眠を改善する効果があり、成長ホルモンの分泌を促進します。また、マカにはアルギニンも含まれており、アルギニンにも成長ホルモンの分泌を促す作用があります。 マカには成長ホルモンの分泌を促して新陳代謝を活発にする作用があり、美しい肌の形成に役立ちます。

薄毛・白髪予防

髪は頭皮の毛母細胞から生まれるため、髪の健康と肌の健康は密接に関係しています。美しい肌の形成に役立つマカは、髪の健康維持にも効果的です。

マカには、血行を促進する効果、ストレスを軽減する効果、睡眠を改善する効果があります。これらの効果は頭皮の新陳代謝を活発にするため、頭皮や髪の健康維持を助けて薄毛・白髪の予防に役立ちます。

弾力のある肌の形成に重要なコラーゲンは、薄毛の予防にも重要なことが研究で明らかになっています。 東京医科歯科大学の研究グループは、毛髪の幹細胞の保護にコラーゲンが重要な働きをもち、コラーゲンの不足が幹細胞の機能を低下させて薄毛の原因になるという研究報告を行っています。 マカには、コラーゲンの生成に必要なアミノ酸とビタミンCが含まれています。マカの摂取は頭皮のコラーゲンの生成を促進し、薄毛の予防に役立ちます。

活性酸素のひとつ過酸化水素が白髪を引き起こすというアメリカの研究報告があります。人間の身体には活性酸素を中和する機能が備わっていますが、年齢とともにその機能が衰えるため、歳をとると白髪が増えます。白髪の予防には、抗酸化作用をもつ成分を摂取して活性酸素を減少させることが重要です。 マカには、ビタミンCやビタミンE、アントシアニン、サポニンといった抗酸化作用をもつ成分が含まれています。マカは、白髪の原因となる過酸化水素の中和を促進して、白髪の予防・改善に役立ちます。

ダイエット効果

マカはダイエットにも効果的です。 1-8.代謝アップに記載の通り、マカには身体の代謝エネルギー量を増加させる働きがあります。代謝エネルギー量の増加によって身体の脂肪が燃焼しやすくなり、太りにくい体質になります。

また、3-7.むくみに記載の通り、マカには身体の余計な水分を排出する効果があり、むくみの解消やダイエットに効果的です。

さらに、1-4.ストレス軽減に記載の通り、マカにはストレスを軽減して精神を安定させる作用もあります。マカはダイエット時のストレスやイライラ感を軽減することで、ダイエット時の精神の安定に役立ちます。

マカには、カルシウム、マグネシウム、鉄、銅、亜鉛といったミネラルが含まれています。ダイエット時には、食事制限などの影響でこうしたミネラルが不足しがちです。マカは身体の機能に必要なミネラルを補い、ダイエット時の健康維持にも役立ちます。

まとめ

マカは古くから滋養強壮に効果的とされ、珍重されてきました。マカはアミノ酸、ビタミン、ミネラルなど豊富な栄養素を含み、数多くの健康増進効果があります。マカは病気の予防・改善にも役立つほか、美容に関する効果もあり、若々しく健康な身体の形成に役立ちます。 豊富な栄養素を含み、健康と美容に効果的なマカを、いちど試してみることをお勧めします。

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